地下鉄1号線「鐘路5街(チョンノオガ)駅」8番出口を出るとすぐに、食欲をそそる香ばしい油の香りと賑やかな活気が漂ってきます。1905年に開設され、120年以上の歴史を紡いできた韓国初の常設伝統市場、広場市場(クァンジャン・シジャン)です。
巨大な鉄板でカリッと香ばしく焼き上げる名物ピンデトッ(緑豆チヂミ)をはじめ、中毒性の高い麻薬キンパ、Netflix『ストリート・グルメを求めて』で脚光を浴びた手打ちカルグクス、ミシュラン掲載のユッケまで、実際に巡って堪能したおすすめの定番グルメをご紹介します。
大きな鉄板で外カリ中フワに揚げる石臼挽き緑豆ピンデトッ
広場市場の中心十字路に到着すると、大鉄板の上で油をたっぷり使って黄金色に揚げ焼きされる緑豆ピンデトッ(빈대떡)が目を奪います。石臼で挽きたての緑豆生地にもやしとネギをたっぷり練り込み、1枚5,000ウォン(約550円)というお手頃価格で楽しめます。
サクサクのピンデトッを箸でちぎり、シャキシャキの生玉ねぎが入った特製酢醤油ダレにつけて頬張ると、香ばしさと爽やかな酸味が絶妙に調和します。冷えたマッコリとの相性は抜群です。
Netflixで世界中に知られた手打ちカルグクスと手包みマンドゥ
市場の奥に進むと、Netflixのグルメドキュメンタリーで世界的話題となった手打ちうどん(カルグクス)屋台が見えてきます。熟練の店主が木のまな板の上でリズミカルに麺を切り、深い煮干し出汁で茹で上げる「カルマンドゥクッ」は心まで温まる優しい美味しさです。
鼻にツンとくる辛子タレが癖になる元祖麻薬キンパと王スンデ
広場市場のもう一つの名物は、一口サイズの元祖麻薬キンパ(コマキンパ)です。具材はたくあん・ほうれん草・人参とシンプルながら、香ばしいごま油と特製からし醤油ソースにつけて食べると箸が止まらなくなります。隣に並ぶボリューム満点の特大モチ米スンデも市場ならではの逸品です。
ミシュラン掲載の韓牛ユッケ通りと白子たっぷりの海鮮タラ鍋
市場の東側には、ミシュラン・ビブグルマンに連続選定されている「プチョンユッケ」をはじめとするユッケ専門店が密集しています。甘い梨と卵黄を絡めていただく新鮮なユッケは口の中でとろけます。さらに「恩盛フェチッ」のタラ鍋(テグメウンタン)は、白子と魚卵が山盛りに入った辛口スープが最高です。
地下鉄アクセスと市場営業時間・旅行のポイント
地下鉄1号線「鐘路5街駅」8番出口から徒歩1分で直結。グルメ屋台街は年中無休で09:00〜23:00まで営業しています。混雑を避けるなら平日14:00〜16:30の訪問がおすすめです。