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水原(スウォン)南門チキン通り グルメガイド:半世紀続く鉄釜丸鶏フライと元祖ワンカルビチキンの魅力

水原川に架かる梅香橋から南水門へと続く小道を歩くと、香ばしい油の香りとパチパチと揚がる軽快な音が路地全体を満たします。1970年代に市場の露店から始まった水原(スウォン)南門チキン通りは、半世紀にわたり鉄釜で丸鶏を揚げる伝統製法を守り続け、大ヒット映画でも有名になった「水原ワンカルビチキン」を生み出した韓国屈指の鶏料理ストリートです。

鋳鉄の大釜でカラッと黄金色に揚げた昔ながらの丸鶏フライ
鋳鉄製の大釜でカラッと黄金色に揚げたサクサクの昔ながらのフライドチキン

1970年代の水原川沿いの鉄釜露店から始まった半世紀のチキンの歴史

水原南門チキン通りの歴史は1970年に遡ります。南水洞の市場の一角で、石油バーナーの上に重厚な鋳鉄の大釜(カマソッ)を据え、丸鶏を揚げ始めたのが始まりでした。密閉圧力フライヤーとは異なり、鋳鉄大釜は熱を蓄えて均一に高温を維持できるため、鶏肉本来の旨味を瞬時に閉じ込め、薄皮の極上クリスピーな食感を生み出します。

現在では、1970年創業の梅香(メヒャン)チキン、1981年創業の珍味(チンミ)チキンをはじめ、龍成(ヨンソン)チキン、南門(ナムムン)チキンなどの老舗が軒を連ね、全国から多くのチキン愛好家が訪れます。

50年の歴史を誇る老舗が並ぶ水原チキン通りの路地
50年の歴史を誇る老舗がずらりと軒を連ねる水原チキン通りの路地風景
沸き立つ鉄釜の油の中で黄金色に揚がる丸鶏の様子
沸き立つ大釜の油の中で黄金色に香ばしく揚がるチキン

高温の鋳鉄大釜が引き出す外はサクサク・中はジューシーな職人技

大釜チキン(カマソットンタク)の最大の特長は、衣を極限まで薄く仕立てる点にあります。味付けした澱粉粉を薄くまぶした鶏肉を180度の高温油に投入。鋳鉄の強大な蓄熱力により油温が下がることなく一気に火が通るため、余分な油を吸わず、外側はパリッと、内側は肉汁があふれるほどジューシーに仕上がります。

レトロなステンレス皿に盛られ、おまけとして添えられる砂肝(砂嚢)フライ、さっぱりとした大根ピクルス、特製マスタードソースとともに味わえば、一口ごとに心地よい咀嚼音が響きます。

大釜の前で忙しく揚げる厨房と紙袋の持ち帰りカウンター
大釜の前で手際よく調理が進む厨房と懐かしい茶色いテイクアウト紙袋
夕暮れとともにチキンの香りと客足で賑わう路地の風景
夕暮れとともに香ばしい匂いと多くの人々で活気づくチキン通り
赤いトサカの雄鶏モニュメントが立つチキン通りの入口
水原チキン通りの入口に堂々とそびえ立つ雄鶏のシンボル像

映画で一躍ブームとなった甘辛水原ワンカルビチキンと砂肝フライ

水原は古くから極上の牛カルビ(ワンカルビ)の街として知られています。その伝統の甘辛いカルビダレを揚げたてのチキンに絡めて誕生したのが「水原ワンカルビチキン」です。韓国歴代興行記録を塗り替えた映画『エクストリーム・ジョブ』の劇中メニューとして登場したことで、瞬く間に全国的な知名度を獲得しました。

ネギの千切りと香ばしい胡麻がたっぷりかかったワンカルビチキンは、柔らかいモーニングパン(ロールパン)にキャベツサラダと一緒に挟み、セルフチキンバーガーにして食べるのが通のスタイルです。

水原南門チキン通り 代表メニューとお品書き

メニュー名 価格 特徴・説明 おすすめの組み合わせ
大釜フライドチキン(骨付き) 18,000〜20,000ウォン 鋳鉄大釜の高温揚げで外サク中フワ、香ばしい砂肝フライがサービスで付く定番 塩コショウ、特製マスタード
元祖 水原ワンカルビチキン 21,000〜23,000ウォン 甘辛いカルビ特製タレを絡めた看板メニュー、刻みネギとロールパン付き ロールパンのミニバーガー
ヤンニョムチキン / 半々(バンバン) 19,000〜21,000ウォン 水あめを使った昔ながらの甘辛ヤンニョムとサクサクフライドの定番ハーフ&ハーフ 冷えた生ビール
田舎風丸鶏フライ(トンマリ) 16,000〜18,000ウォン 切り分けず丸ごと1羽揚げ、手袋をつけて豪快に引き裂いて食べる伝統スタイル キャベツケチャップサラダ
生ビール(500cc) / ソフトドリンク 4,500〜5,000ウォン チキンの脂っぽさを瞬時に洗い流す炭酸の効いた冷えたジョッキ生ビール チメク(チキン+ビール)必須

華城城郭道と水原川の飛び石を巡る晩秋の散策コース

熱々のチキンと冷たい生ビールを堪能した後は、すぐ横を流れる水原川沿いの遊歩道へ。南水門の石橋や飛び石を渡ると、ライトアップされた「水原華城 長安門」へと続く幻想的な城郭遊歩道へと繋がります。

さらに柳並木を北へと歩き、華虹門の真正面にある「チョン・ジヨン コーヒーロースターズ 華虹門店」で自家焙煎の温かいコーヒーを味わえば、水原の味覚と歴史を満喫する贅沢な日帰り旅が完成します。

住所: 京畿道 水原市 八達区 八達門路3番キル 一帯 (南水洞 11-4 一帯)

営業時間: 毎日 11:30〜23:30 (店舗により定休日が異なるため、月曜または火曜の休業を確認推奨)

代表的な老舗: 梅香チキン(1970年創業)、珍味チキン(1981年創業)、龍成チキン、南門チキン、長安チキンなど

駐車場: 南水洞公営駐車場(徒歩2分、水原市八達区水原川路255)および八達駐車タワー(徒歩5分)利用可能

訪問のヒント: 週末や祝日のディナーピーク時(17:30〜19:30)には30分〜1時間以上の待ち時間が発生することがあるため、16時頃の早めの夕食またはテイクアウトがおすすめです。